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下水道情報 No.1677(2010.12.14)

■特集

   過去11年の下水道工事発注額に見る工種、施設、企業規模別の動向
    
    発注総額は平成10〜20年度で61%減少
    水分野に提案集中 優良案件には円借款想定したF/Sを委託
     設計調査67.8%減、土木建築63.0%減、機械電気47.0%減
    

過去11年(平成10〜20年度)の下水道工事等発注額のデータを基に、工種別、施設別、企業規模別の増減率やシェアなどをまとめた。下水道工事等の発注総額は、平成10年度に3兆9641億1010万円に達したが、以降、年度を重ねるごとに減り続け、20年度には1兆5645億5490万円にまで減少。この11年間で60.5%減少している。 11年間の下げ幅を工種別に見ると、設計委託69.2%減、調査委託 61.3%減、土木工事62.7%減、建築工事68.5%減、機械工事49.9%減、電気工事41.9%減と、設計調査および土木建築が6割強の減少、設備関係はほぼ半減という状況だ。また、企業規模別(工事のみ)では、大手企業が60.6%、中企業が58.7%、小企業が59.2%の減少となっている。

■クローズアップ

   JS 新技術導入を促進 来年度から新制度を運用
    DBO基本に設計から一定期間の維持管理までを支援
    主体的に案件形成 トップセールスも

■Trend News

   国交省 H22補正 水の安全・安心97計画に配分
   政府 H23予算・特別枠 下水道関連にB〜C評価

■Current Topics

   国交省 第2回ストマネ検討委 手引き案の中身議論
   国交省 水系水質リスク対応委員会 初会合を開催
    PRTRガイドラインの改定などに着手
   環境省 公共用水域の平成21年度水質測定結果
    BOD・COD 過去最高の87.6%がクリア
   下水道事業団 嫌気性消化プロセスの技術評価で諮問
   下水道協会 参与会と全業協が国交省で要望活動

■組織・人事

   日本水工設計の新社長 國本博信氏就任

■今月の一冊(40)

   佐藤志郎著 「東京の水道」

■“Intelligence”from China

   ハイフラックス リビアで海水淡水化設備を建設 ほか

■喫茶室/取材ノートから

■付録

   ◎入落札情報
    日本下水道事業団の工事入札結果(9月7日〜12月1日)
             コンサル契約実績(11月2日〜12月7日)