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集落排水情報 No.855(2012.06.26）
■巻頭企画 －Close Up－
改築向け新処理方式・ⅩⅣＲ型が完成【地域環境資源センター】
最初沈殿槽を前置き、ⅩⅣＧ型を超える施工性・維持管理性実現
今後拡大が見込まれる農業集落排水処理施設の大規模更新での用途に照準を絞り、地域環境資源センターが４年がかりで開発を進めてきた新たな汚水処理方式「ＪＡＲＵＳ－ⅩⅣＲ型」が５月に大臣認定を取得し、いよいよ実施設への適用開始に向けたスタートラインに立った。既設処理施設の「切替改築」を行う場合、これまで多くの施設で採用されてきたⅩⅣＧ型をベースにブラッシュアップされたⅩⅣＲ型は、曝気槽手前に最初沈殿槽を設けることで、水槽レイアウトを簡素化して施工性・管理性をさらに改善。また、引き抜き時の汚泥濃度も格段に向上されており、汚泥処分費を中心に維持管理コストの大幅な削減が期待されている。
■データ・ファイル
全国市町村の汚水処理施設整備事業実施状況
第2回：関東ブロック（茨城～静岡）の全433市町村
前号に引き続き、市町村別の各種汚水処理施設整備事業（公共下水道、特定環境保全公共下水道、農業集落排水、漁業集落排水、コミュニティ・プラント、浄化槽）の実施状況を一覧で紹介する（平成24年度新規着手予定箇所を含む）。今回は関東ブロック10都県の433市町村について掲載。
■中央省庁／関連団体
地域環境資源センター●研修会等の平成24年度開催スケジュール
地域環境資源センター●農業集落排水計画設計士 24年度試験を休止
環境省●汚泥再生処理センター 24年度整備実施箇所
伊豆市・熊野市など新規8施設・継続8施設
■列島トピックス
茨城県水戸市●下入野地区集排 処理施設の切替改築実施へ
静岡県御殿場市●市主体の浄化槽整備 新規着手めざし準備
兵庫県加西市●別府中地区集排 処理施設の改修を検討中
SHORT NEWS FILE
茨城県古河市／茨城県笠間市／埼玉県吉見町／神奈川県平塚市／石川県志賀町
■資料／統計
農業集落排水 施設概況と維持管理費〈総務省まとめ〉
第2回：福島県～静岡県の全349事業 平成22年度現在
全国市町村別水洗化状況・施設別内訳〈環境省まとめ〉
第1回：北海道～福島県 平成22年度現在
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