No.784(09.08.25)
■巻頭企画 Close Up−
低コスト型更新支援事業 今年度実施箇所が明らかに
農水省 集排施設のストックマネジメント手法確立に本格着手
農業集落排水分野のストックマネジメント手法の早期確立を目的として、農水省は今年度新規施策として「低コスト型農業集落排水施設更新支援事業」を創設した。既存の集排施設の機能診断調査を行った上で、効率的・計画的な改築更新のための整備構想を市町村に策定してもらうとともに、適時・適切な機能保全対策によるライフサイクルコストの低減や、最適整備構想策定のノウハウを技術資料として取りまとめるのがおもな内容。今年度の事業実施箇所として18府県の29市町村が明らかになっている
■データ・ファイル
農業集落排水事業 全採択地区の施工実績一覧
◆管路・処理施設の施工状況・主要施工業者など◆
第3回:関東ブロックA(千葉〜静岡)【本誌調べ】
本誌独自調査のデータに基づく、農業集落排水事業採択地区の施工実績特集の第3回目。今回は関東ブロック10都県のうち、千葉県以南6都県の全採択地区(計446地区)について、設計業務着手年度、管路および処理施設工事の着手(予定)年度と主要施工業者名、供用開始(予定)年度などを、事業完了箇所も含め一覧で紹介する。
■中央省庁/関連団体
農水省●農業集落排水普及率 平成20年度末63.0%に
水産庁●漁村の汚水処理普及率 20年度末51%に向上
総務省●小規模集合排水処理事業の21年度実施箇所
環境省●公共用水域の平成20年度水質測定結果を公表
■列島トピックス
山形県白鷹町●浄化槽設置 今年度から町主体型に全面移行
和歌山県●都道府県構想改訂 集合処理区を116ヵ所に減少
沖縄県金武町●並里・金武地区集排 早期の2期着手を要望
■最新プロジェクト紹介
秋田県大仙市●角間川地区(20年度採択)
岡山県美作市●梶並2期地区(20年度採択)
■バイオマス
農水省●3市町のバイオマスタウン構想を新たに公表
■資料/統計
農業集落排水 市町村別の経営指標の概況〈総務省まとめ〉
第2回:栃木県〜長野県の全241事業 19年度現在