No.786(09.09.22)
■巻頭企画 Close Up
県内初、集約型コンポスト施設が本格稼動【千葉県山武市】
集排3地区・計5390人を対象に 太陽光発電で経費低減狙う
千葉県山武市は今年度から、市内で供用中の農業集落排水3地区の発生汚泥を一元的に処理するコンポスト化施設の運転を本格化している。計画人口計5390人対応の処理能力を有し、機械的に混合撹拌・加温して短期間で乾燥・2次発酵まで行う大型プラントで、複数地区を対象とする集約型のコンポスト化施設は千葉県内の集排事業では初の事例。運転経費の節減を図るため、屋根には一面、太陽光発電パネルを設置するなど、斬新な工夫も採り入れられている。
■データ・ファイル
全国市町村の汚水処理施設整備事業実施状況
第3回:北陸・東海・近畿ブロック(新潟〜和歌山)の全419市町村
前号に引き続き、市町村別の各種汚水処理施設整備事業(公共・特環公共下水道、農業・漁業集落排水、コミュニティ・プラント、浄化槽)の実施状況を一覧で紹介する。今回は北陸4県の82市町村、東海3県の132市町村、近畿6府県の205市町村、合計419市町村が対象。
■中央省庁/関連団体
環境省●水・大気環境局 22年度予算要求総額は79億円
農水省●入札情報《農業集落排水事業関係業務》
■列島トピックス
京都府井手町●全町の汚水整備概成へ、浄化槽設置助成開始
岡山県新見市●市最後の集排・上熊谷の来年度着手めざす
市町村合併(21年9月1日)●宮城県気仙沼市
SHORT NEWS FILE
岩手県八幡平市/茨城県茨城町/茨城県阿見町/埼玉県深谷市
静岡県藤枝市/新潟県新発田市/広島県呉市
■最新プロジェクト紹介
青森県三沢市●三沢南部地区(20年度採択)
茨城県笠間市●友部北部T期地区(20年度採択)
岐阜県郡上市●相生地区(20年度採択)
■バイオマス
資源循環センター●10月8日、秋田県能代市で第2回地域研修会
日本有機資源協会●バイオマス利活用総合講座 開催日程を決定
農水省農村振興局●22年度概算要求 バイオマス関係に155億円
■資料/統計
農業集落排水 施設概況と維持管理費〈総務省〉
第1回:北海道〜福島県の全221事業 19年度現在