No.780(09.06.30)

 

■巻頭企画 Close Up−

農業集落排水 水洗化率79.0%、経費回収率41.8%

総務省「19年度 下水道事業経営指標・使用料の概要」より

農業集落排水施設の処理区域内に住む100人のうち、実際に水洗便所を設置し汚水処理を行っている人口は79人。汚水1m3あたりの使用料として139円を徴収し、333円をかけて処理している−。こんな集排事業経営の平均像が、総務省自治財政局地域企業経営企画室が先ごろ取りまとめた「平成19年度 下水道事業経営指標・下水道使用料の概要」により明らかになった。同資料の資料の中から農業集落排水事業に関するデータ・記述を抜粋し、以下に概要を紹介する。

■データ・ファイル

農業集落排水事業 全採択地区の施工実績一覧

◆管路・処理施設の施工状況・主要施工業者など◆

第9回:中国四国ブロック@(鳥取〜岡山)【本誌調べ】

本誌独自調査のデータに基づく、農業集落排水事業採択地区の施工実績特集の第9回目。今回は中国四国農政局管内9県のうち、鳥取・島根・岡山3県の全採択地区(計470地区)について、設計業務着手年度、管路および処理施設工事の着手(予定)年度と主要施工業者名、供用開始(予定)年度などを、事業完了箇所も含め一覧で紹介する。

■中央省庁/関連団体

漁村水環境研究会●12日、通常総会開催 事業計画などを承認
資源循環センター●■型維持管理マニュアル 16年ぶりに改訂版

■列島トピックス

北海道浜中町●集合処理除く全町対象、浄化槽整備に着手
兵庫県西脇市●今年度も稼動中2処理施設で機能強化を実施
島根県安来市●最後の集排計画・布部地区の来年度着手目標

■最新プロジェクト紹介

福島県会津坂下町●長井地区(20年度採択)
茨城県小美玉市●巴中部T期地区(20年度採択)
三重県四日市市●水沢東部地区(20年度採択)

■バイオマス

PRPC●回収技術と将来展望をテーマにシンポジウム
農水省●BDF導入実証事業 今年度は9地域で着手
日本有機資源協会●第46回バイオマスサロン開催要領

■資料/統計

全国のし尿処理施設稼動状況一覧〈環境省まとめ〉
第6回(最終回):徳島県〜沖縄県 平成18年度現在
浄化槽関係2交付金 市町村別21年度当初内示状況〈環境省〉
第1回:青森県〜山形県 今年度基本額・交付額、22年度以降基本額など

 

 

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