No.778(09.06.02)
■巻頭企画 Close Up
建設費縮減へ、処理施設のプレハブ化を実現【地域資源循環技術センター】
工期半減、品質も向上 JARUS−XWG型など対象に普及めざす
社団法人地域資源循環技術センターは、農業集落排水施設のいっそうの整備促進を図るため、各種低コスト化技術の開発・普及を推進しているが、その一環としてこのほど、汚水処理施設の「プレハブ工法」を実用化した。従来の現場打ち工法とは異なり、事前に工場で製造した規格部材を現場で組み立てて構造物を構築する工法であり、工期の大幅な短縮、建設コストの縮減、設計の省力化などに加え、施設の長寿命化も図れるなど多くの利点を備える。処理対象人口400〜1200人のJARUS−XWG型・XWGP型処理施設を適用範囲に想定しており、今後、各地での導入に向けPRを展開していく構えだ。
■データ・ファイル
農業集落排水事業 全採択地区の施工実績一覧
◆管路・処理施設の施工状況・主要施工業者など◆
第7回:近畿ブロック@(滋賀〜大阪)【本誌調べ】
本誌独自調査のデータに基づく、農業集落排水事業採択地区の施工実績特集の第7回目。今回は近畿ブロック6府県のうち、滋賀・京都・大阪の3府県の全採択地区(計322地区)について、設計業務着手年度、管路および処理施設工事の着手(予定)年度と主要施工業者名、供用開始(予定)年度などを、事業完了箇所も含め一覧で紹介する。
■中央省庁/関連団体
環境省●汚泥再生処理センター 21年度整備実施箇所
総務省●21年度下水道事業債計画 農集排に338億円
土壌浄化法連絡協●5月20日、関係者集め10周年記念全国大会
■列島トピックス
埼玉県加須市●PFI集排・大越地区が完成、1日供用開
熊本県宇城市●豊福南部地区集排 PFI導入手続きが白紙に
市町村合併(21年5月5日)●群馬県前橋市
■最新プロジェクト紹介
岩手県奥州市●井手町地区(20年度採択)
愛媛県今治市●鈍川大下地区(20年度採択)
■バイオマス
資源循環センター●21年度バイオマス塾 5月18日に開講式挙行
資源循環センター●5月19〜22日 バイオマス中央研修会を開催
バイオガス事業推進協●財政支援措置の強化など4テーマを国に提言
農水省●12市町村のバイオマスタウン構想を新規公表
■資料/統計
農業集落排水事業 今年度新規2施策の要綱・要領〈農水省〉
低コスト型施設更新支援事業/水質保全効果発揮促進事業