No.755(08.07.01)
■巻頭企画 Close Up
「バイオマスタウン」における集落排水汚泥の利活用方策
36市町村の構想から整備方針抜粋 半数で堆肥化、メタン発酵も多数
最終目標の「平成22年に300市町村」に対し、現時点で43都道府県の147市町村と、ようやく折り返し点に到達した「バイオマスタウン」の構築。これらの市町村が策定・公表した「バイオマスタウン構想」を精査すると、36市町村の構想において、農業集落排水汚泥の利活用に関する新たな取り組み方針が示されている。この約半数の市町村では汚泥の堆肥化に今後着手していくほか、メタン発酵の投入原料として活用する計画を描く箇所も、西日本地域を中心に多く見受けられる。
■データ・ファイル
農業集落排水事業 全採択地区の施工実績一覧
◆管路・処理施設の施工状況・主要施工業者など◆
第9回:近畿ブロック(兵庫〜和歌山)【本誌調べ】
本誌独自調査のデータに基づく、農業集落排水事業採択地区の施工実績特集の第9回目。今回は近畿ブロック6府県のうち、兵庫・奈良・和歌山3県の全採択地区(419地区)について、設計業務着手年度、管路および処理施設工事の着手(予定)年度と主要施工業者名、供用開始(予定)年度などを、事業完了箇所も含め一覧で紹介する。
■中央省庁/関連団体
資源循環センター●機能強化関連の改訂版パンフレットを発刊
■列島トピックス
北海道厚沢部町●厚沢部地区集排 脱臭装置設置工など実施
岩手県・宮城県●内陸地震 農業集落排水施設の被害は軽微
宮城県登米市●今年度の集排工事計画 5地区を並行実施
市町村合併(平成20年7月1日)●福島市
SHORT NEWS FILE
北海道厚沢部町/静岡県伊豆市/和歌山県日高町/島根県奥出雲町
■最新プロジェクト
福島県須賀川市●木之崎2期地区(19年度採択)
石川県小松市●江指地区(19年度採択)
京都府京丹後市●佐濃南地区(18年度採択)
■バイオマス
資源循環センター●20年度地域研修会 秩父市など4ヵ所で開催
■資料/統計
浄化槽関係2交付金 市町村別20年度当初内示状況〈環境省〉
第3回:岐阜県〜山口県 今年度基本額・交付額、21年度以降基本額など
農業集落排水事業の経営指標と概況〈総務省まとめ〉
第1回:北海道〜茨城県の全252事業 18年度現在