No.741(07.12.04)
■巻頭企画 Close Up
20日、水環境研修会・成果発表会を開催【漁港漁村研究所など】
バイオマス資源活用、維持管理費軽減などテーマに報告
漁港漁場漁村技術研究所と漁村水環境研究会の共催による「平成19年度漁村水環境研修会」が11月20日、都内で開催された。この研修会は、漁村における水環境の改善や生活環境整備の重要性などのPR、関係者の研究発表・意見交換の場として毎年開かれている催し。また、同日午後には同会場で漁港漁村研究所の「第3回調査研究成果発表会」も同時開催。今回は宮崎隆昌・日大教授の特別講演とともに、13件の調査研究成果が担当研究員自ら披露された。
■データ・ファイル
全国市町村の漁業集落排水整備人口・整備率
35都道府県の156市町村、16.6万人の処理実施【平成18年度末現在】
本誌ではこのほど、全国の漁業集落排水施設による汚水整備人口(普及人口)に関する最新データ(平成18年度末)を入手するとともに、行政人口をベースとする整備率を算出した。18年度末時点で漁排施設により汚水処理が行われているのは、35都道府県の165市町村。これらの整備人口は合計16万5877人(前年度15万8488人)で、全国人口の0.13%の処理を受け持っている計算になる。
■中央省庁/関連団体
資源循環センター●地域資源循環技術サロンを1月11日に開催
資源循環センター●膜分離方式の維持管理マニュアルを11月発刊
総務省●個別排水施設 19年度設置基数の人槽別内訳
■列島トピックス
秋田県●県北地域の汚泥燃料化 事業化へ調整急ぐ
岡山県美作市●梶並地区集排 2期事業の来年度着手めざす
島根県出雲市●八幡原地区集排 処理施設の機器改修を計画
SHORT NEWS FILE
北海道中川町/青森県鶴田町/茨城県阿見町/栃木県小山市
■最新プロジェクト
青森県鶴田町●水元地区(18年度採択)
神奈川県平塚市●吉沢地区(18年度採択)
広島県庄原市●湯川地区(18年度採択)
■バイオマス
日本有機資源協会●21日、第3回バイオマスタウンサロン開催
農水省●笛吹市・京丹後市のタウン構想を新たに公表
■資料/統計
全国のし尿処理施設稼動状況一覧〈環境省まとめ〉
第1回:北海道〜茨城県 平成17年度現在
■Front Line
地域資源循環技術センター 奥村太樹雄 地域資源循環技術研究所次長
兼 設計審査部長(技術顧問)