No.715(06.12.05)
■巻頭企画 Close Up
PFI集排の事業予定者、奥村組グループに決定【埼玉県加須市】
審査対象4組中、技術・価格ともトップ評価 11月27日、協定締結
埼玉県加須市の農業集落排水整備にPFI方式を導入するため、民間事業者の選定を進めてきた「加須市大越処理区農業集落排水事業審査委員会」の最終会合が11月21日に開かれ、審査対象4グループのうち「奥村組グループ」に最も高い評価を与えた総合評価順位を決定した。この報告を受けて市は、同グループを事業予定者に決定し、11月27日に基本協定を締結、1月中には両者間で事業契約が交わされる見通しだ。集排分野では全国初のPFI事業が本格始動に向け大きく前進した。
■データ・ファイル
全国市町村の漁業集落排水整備人口・整備率
35都道府県の156市町村、15.8万人の処理実施【平成17年度末現在】
本誌ではこのほど、全国の漁業集落排水施設による汚水整備人口に関する最新データ(平成17年度末)を入手するとともに、行政人口をベースとする整備率を算出した。17年度末時点で漁排施設により汚水処理が行われているのは35都道府県の156市町村。これらの整備人口は合計15万8488人で、全国人口の0.12%の処理を受け持っている計算になる。
■中央省庁/関連団体
農水省●農業集落排水普及率 平成17年度末44.3%に
環境省●第6次水質総量規制 「基本方針」を策定
総務省●小規模集合排水処理事業の18年度実施箇所
漁港漁村研究所など●14日、平成18年度漁村水環境研修会を開催
■列島トピックス
岩手県花巻市●集排4地区対象 遠方監視システム再整備
秋田市●金足地区の集排計画 19年度事業化へ準備
群馬県桐生市●山上地区集排 処理施設に乾燥機設置を計画
広島市●市初の総合評価方式 集排管路工事で試行
広島県三次市●最後の集排・和知地区 19年度着手が目標
佐賀県白石町●5ヵ所目集排・須古地区 来年度着手めざす
SHORT NEWS FILE
秋田県大館市/静岡市/島根県雲南市/福岡県苅田町
■バイオマス
日本有機資源協会●11月13日 第38回バイオマスサロンを開催
日本有機資源協会●第39回バイオマスサロン開催要領
文部科学省など●アジア諸国の連携強化へ、第3回WS開催
■資料/統計
全国市町村別水洗化状況・施設別内訳【環境省まとめ】
第5回:愛知県〜和歌山県 平成16年度現在