No.700(06.06.06)
【ニューズ・オブ・ザ・ウィーク】
新理事長に田中忠次・東大教授が就任【資源循環センター】
平成18年度通常総会で選任 前任・黒澤正敬氏は特別顧問に
地域資源循環技術センターの「平成18年度通常総会」が5月30日、都内で開催された。17年度事業報告や今年度事業計画などが審議されたほか、黒澤正敬理事長の退任を受け、新理事長に東京大学大学院農学生命科学研究科の田中忠次教授を選任。理事長に学識者が就任するのは、センターの前身・日本農業集落排水協会の時代も含め初めてのケース。閉会後に行われた法政大学の黒川和美教授による講演会のもようと合わせて紹介する。
【中央省庁/関連団体】
資源循環センター●集排施設機能強化実証事業 18年度対象箇所
群馬県伊勢崎市・曲沢地区など3市5地区で新たに
【列島トピックス】
青森県大鰐町●下水道区域除く全町 市設置型浄化槽で対応
福島県天栄村●モデル集排・湯本処理区 機能強化を検討
島根県松江市●漁排・福浦地区 処理施設建設に今年度から
広島県呉市●市4番目漁排・田原地区が今年度新規採択
SHORT NEWS FILE
山形県大石田町/茨城県境町/山梨県北杜市
奈良県五條市/岡山県瀬戸内市/沖縄県八重瀬町
【バイオマス】
農水省●バイオマスタウン構想 第13回公表で6件
【資料/統計】
農業集落排水事業の経営指標の概況〈総務省まとめ〉
第2回:栃木県〜石川県の全189事業 16年度現在
【特別企画】
シリーズ「わが社の中の集排事業」
第3回 新明和工業
農業集落排水事業で活躍する民間企業に今後の取り組み姿勢などを訊くシリーズ企画。集排分野で使用される大部分の機器の製造・販売を手広くカバーする新明和工業では、絶対の自信を持つポンプ・水処理機器のシェア維持に努めるとともに、拡大が見込まれる更新需要も強く意識し、「省エネ・省コスト・省メンテ」といった高付加価値化により自社製品への新たなニーズを呼び込む構え。同時に、周辺機器への展開も従来どおり積極的に取り組む姿勢だ。
【Pick-Up TALK】
地域資源循環技術センター・元杉昭男専務理事