No.673(05.11.15)
【巻頭企画】Close Up
集排処理施設、地元産業復興の拠点に転用【長野県佐久市】
旧浅科村・矢島地区 公共下水道に統廃合し、食品加工場に
供用中の農業集落排水施設を近接する特環公共下水道に接続・統廃合し、遊休化した汚水処理施設は地元産業復興のための拠点施設として再生する−。こんな異色の取り組みが、長野県佐久市(旧浅科村)の集排・矢島地区(平成6年度採択)で行われている。その本来の役割を終えた処理施設は、すでに建屋内部の改修整備を整え、地元特産品である「凍み豆腐」の製造をメインとする食品加工施設へと衣替え。間もなく地域住民の手による豆腐づくりや味噌づくりなどが本格的にスタートする。
【中央省庁/関連団体】
資源循環センター●8日、PFIをテーマに第4回技術サロン開催
農水省●農業集落排水 国費・事業費の過年度推移
【列島トピックス】
秋田県湯沢市●4番目集排・松岡地区 18年度採択を要望
秋田県羽後町●嶋田地区集排 18年度事業化に向け準備
群馬県伊勢崎市●曲沢地区集排 処理方式変更など改築を計画
山梨県北杜市●市最後の集排・横手地区 来年度着手めざす
石川県白山市●平木地区集排 処理施設の防食工事など計画
兵庫県姫路市●集排処理施設2ヵ所の防食工事を18年度に
SHORT NEWS FILE
福島県会津若松市/埼玉県吉見町/千葉県睦沢町
新潟県柏崎市/宮崎県佐土原町
【バイオマス】
経産省●エコタウン事業 研究会が今後のあり方提唱
農水省●バイオマスタウン構想 第6回公表で2件
【資料/統計】
特許出願公開・公告案件〈日本特許情報機構〉
【データ・ファイル】
全国市町村の浄化槽による汚水処理人口・普及率
第3回:東海・近畿ブロックの536市町村【平成16年度末現在】
前号に引き続き、全国市町村の浄化槽による汚水処理人口とその整備手法別内訳(公共設置型補助事業、個人設置型事業など)、行政人口に基づく浄化槽普及率を紹介する。第3回目の今回は、東海(静岡含む)・近畿ブロックの10府県、計536市町村の整備状況について掲載。