No.646(05.04.26）
【ニューズ・オブ・ザ・ウィーク】
農業集落排水事業
平成17年度新規採択箇所出揃う【農水省】
38道府県94市町村の102地区（一般49、資源循環2、機能強化51）
農水省が所管する農業集落排水事業の平成17年度新規採択箇所として、計102地区（一般49、資源循環2、機能強化51）が出揃った。厳しさを増す一方の地方財政、市町村合併の本格化などにより、新規地区の立ち上げを控える市町村が多く、一般集排については49地区と、前年度に比べほぼ半減。ただし今後「汚水処理施設整備交付金」で集排施設整備を立ち上げる構えの市町村が十数ヵ所あると見られていることから、これらを含めると、集排事業の17年度新規箇所は110地区台で落ち着く見通しだ。ここでは、17年度新規採択地区の計画概要とともに、採択前に行われた各地区の事前審査の結果を紹介する。
【中央省庁／関連団体】
環境省●浄化槽関係2事業 17年度新規箇所明らかに
個人設置型事業 5道県の9市町で助成開始へ
市町村設置型事業 13府県22市町村が事業化
総務省●市町村決算 下水道会計繰出は1兆8448億円
【列島トピックス】
埼玉県深谷市●折之口地区集排 処理施設建設に今年度から
長野市●農業集落排水 17年度工事発注予定を公表
石川県●下水道・集排・浄化槽の県費助成制度を統合
処理人口から補助額算定、1人あたり4.9万円
大阪府岬町●府下初の漁排整備、小島漁港で今年度着手
市町村合併（平成17年4月10日・25日）●
高知県四万十市／広島市
SHORT NEWS FILE
岩手県大迫町／千葉県九十九里町／石川県小松市
京都府大江町／岡山県瀬戸内市
【最新プロジェクト】
岩手県花巻市●西南地区（一般：16年度採択）
山口県下関市●吉賀地区（一般：16年度採択）
熊本県倉岳町●新町地区（一般：16年度採択）
【資料／統計】
特許出願公開・公告案件〈日本特許情報機構〉
【バイオマス】
農水省●家畜排せつ物・集排汚泥の活用技術など開発
農業農村整備の新5ヵ年計画でテーマに