No.626(04.11.30)
【巻頭企画】Close Up
太田上地区集排 汚泥削減へ新たな取り組み【埼玉県秩父市】
通性嫌気性菌処理システムを導入、臭気抑制にも効果発揮
農業集落排水では全国で初めて、ディスポーザ排水の受け入れを想定した生ごみ粉砕液送分解消滅装置などを設置し、その効果を十分に発揮してきた埼玉県秩父市の太田上地区処理施設。その先進的な取り組みについては、本誌でもかつて詳細を報じたが、同施設では今夏、余剰汚泥量の大幅削減を目標にさらなる改良が加えられ、再稼動後も順調な状況を維持している。導入された新技術とは、通性嫌気性菌による排水処理システム。こちらも下水道・集落排水の分野では全国初の採用事例となるもので、集排関係者の関心を集めている。
【中央省庁/関連団体】
EFAFF2004●集落排水フェアに19の企業・団体が出展
24日から3日間にわたり開催、盛況のうちに閉幕
日本有機資源協会●11月19日 第14回バイオマスサロンを開催
【列島トピックス】
北海道士幌町●中士幌地区集排 処理施設の機器更新を計画
福島県霊山町●整備構想見直し 集排は約1900人対象に
茨城県水海道市●下水道・集排計8施設の広域管理委託を検討
埼玉県江南町●板井地区集排 290人の規模拡大を計画中
千葉県茂原市●東郷第一地区集排 処理槽防食など来年度に
兵庫県三原町●下水道・集排施設などの効率的管理を検討
SHORT NEWS FILE
埼玉県鳩山町/栃木県大平町/香川県飯山町/佐賀市/熊本県山江村
【最新プロジェクト】
愛知県額田町●宮崎地区(一般:16年度採択)
島根県雲南市●吉田町地区(一般:16年度採択)
島根県雲南市●伊萱地区(一般:16年度採択)
【データ・ファイル】
全国市町村の浄化槽による汚水処理人口・普及率
第3回:東海・近畿ブロックの629市町村【平成15年度末現在】
前号に引き続き、全国市町村の浄化槽による汚水処理人口とその整備手法別内訳(公共設置型補助事業、個人設置型事業など)、行政人口に基づく浄化槽普及率を紹介する。第3回目の今回は、東海(静岡含む)・近畿ブロックの10府県、計629市町村の整備状況について掲載。