No.624(04.11.16)

【ニューズ・オブ・ザ・ウィーク】

メタン発酵消化液のNP除去 共同研究に着手【資源循環センター】

農業工学研究所、民間企業4社と 官民連携新技術研究開発事業で

社団法人地域資源循環技術センターは、畜産廃棄物などのメタン発酵の過程で発生する消化液に含まれる窒素・リンの除去技術について、独立行政法人農業工学研究所および民間企業4社と共同研究を進めていくことをこのほど明らかにした。農水省の所管事業である官民連携新技術研究開発事業で実施するものであり、16〜17年度の2ヵ年をかけて、現在普及している各種技術の中からいくつかのタイプを選定するとともに、処理能力や運転条件、必要とされる施設の容量などを調査していく。

【中央省庁/関連団体】

資源循環センター●第2回資源循環技術サロンを12月1日に開催
日本有機資源協会●第14回バイオマスサロン開催要領
水産庁●漁村における汚水処理人口普及率は37%に

【列島トピックス】

福島県●集排で全県の11.2%、23.7万人に対応
都道府県構想改訂 75市町村で実施予定
群馬県赤堀町●曲沢地区集排 処理槽の防食工に来年度から
新潟県●新潟中越地震 農業集落排水72地区に被害
愛知県豊橋市●野依地区集排 処理施設改修に17年度着手
岡山県総社市●新本新庄地区集排 900人の計画規模拡大
市町村合併(16年11月1日・5日)●
兵庫県丹波市/島根県益田市/島根県雲南市/岡山県瀬戸内市
広島県江田島市/広島県神石高原町/山口県宇部市
愛媛県西条市/熊本県美里町/鹿児島市
SHORT NEWS FILE
岩手県大船渡市/秋田県合川町/岐阜県丹生川村
島根県美郷町/愛媛県日吉村

【最新プロジェクト】

秋田県大内町●葛岡・新田地区(一般:16年度採択)
栃木県壬生町●恵川地区(一般:16年度採択)
愛媛県日吉村●川口地区(一般:16年度採択)

【データ・ファイル】

全国市町村の浄化槽による汚水処理人口・普及率

第1回:北海道・東北ブロックの609市町村【平成15年度末現在】

環境省では毎年、全国市町村の浄化槽による汚水処理人口を調査するとともに、行政人口に基づく浄化槽普及率を算出している。これら市町村別の浄化槽汚水処理人口・普及率の最新数値を、今号より数回に分けて紹介する。第1回目の今回は、都道府県別の整備概況をまとめるとともに、まず、北海道・東北ブロック609市町村の整備状況について紹介する。

 

 

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