No.612(04.08.24)

【ニューズ・オブ・ザ・ウィーク】

新S型処理施設 実証試験をスタート【資源循環センター】

大臣認定の取得に向け、性能評価試験も合わせて実施へ

JARUS−S型施設の製造メーカー5社とともに高度処理型FRP製処理施設(仮称「新S型」)の研究開発を進めている社団法人地域資源循環技術センターは、同施設の処理性能や維持管理性などを確認するための実証試験を、今月上旬に美浦実験センターで開始した。農業集落排水事業の小規模化に伴い、処理性能と維持管理性に優れた低コストなFRP製処理施設の適用が期待されているが、今回の試験開始によって、施設の実用化に向けた動きがいよいよ本格化したと言える。センターでは、実証試験と並行して、国交大臣認定の取得手続きも進める構えであり、17年10〜11月ごろから実際の施設設計に適用したい意向だ。

【中央省庁/関連団体】

資源循環センター●第2回汚水処理技術専門委を7月30日に開催
資源循環センター●UV消毒装置付XIV型 国交大臣認定を取得
資源循環センター●集落排水汚泥利用マニュアル改訂版を発売

【列島トピックス】

宮城県東和町●集排計画は全6ヵ所 初弾事業は米川地区
栃木県小山市●市13番目集排・東部地区が今年度追加採択
群馬県土連●集排汚泥の肥料化試験、今年度も継続実施中
農地に施肥、土壌成分・肥効成分など調査
群馬県境町●東新井地区集排 事業化めざし今年度に調査
愛媛県●県内の汚水普及率 24年度目標76.7%
宮崎県田野町●5番目集排・八重地区 17年度着手が目標
SHORT NEWS FILE
福島県西郷村/茨城県石岡市/富山市/和歌山県日高町/鳥取県米子市

【最新プロジェクト紹介】

千葉県東金市●福岡地区(一般:16年度採択)
島根県斐川町●斐川西部地区(一般:15年度採択)
岡山県新見市●草間地区(一般:15年度採択)

【資料/統計】

特許出願公開・公告案件〈日本特許情報機構〉

【データ・ファイル】

農業集落排水事業平成15年度末整備進捗状況

第4回:中国四国・九州・沖縄ブロック【平成16年3月現在・本誌調べ】

前号に引き続き、平成15年度までに事業採択された全国の農業集落排水整備実施地区のうち、15年度時点で事業実施中と見込まれる地区の今年3月末現在の整備進捗状況と今後のスケジュールを、本誌独自調査に基づいて一覧で紹介する。連載最終回となる今号は中国四国および九州・沖縄ブロック17県の272地区が対象。

 

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