No.607(04.07.13)
【巻頭企画】Close Up
16年度採択・機能強化対策56地区の概要【後編】
西日本25地区:総量規制対応が多数 5地区で処理方式変更
前号に引き続き、既設の農業集落排水施設の改築更新を行う「機能強化対策事業」の今年度新規採択箇所の概要を紹介する。後編の今回は西日本ブロックの25地区が対象。瀬戸内海沿岸など9地区では、前年度に引き続き、窒素・リン自動測定装置の設置を中心として、第5次水質総量規制に対応する措置が図られる。受け入れ能力の拡大や処理機能の改善・高度化を目的として、処理方式の変更に取り組むのは5地区。また、兵庫県内では3町の12処理区において、遠方監視システムの整備が進められる。
【中央省庁/関連団体】
農水省●2日、人事異動 農村振興局長に川村秀三郎氏
内閣府●特区・地域再生等に係る提案 6月分を公表
汚水整備事業の一元化など、合計652案件
【列島トピックス】
茨城県山方町●未着手集排計画5地区 個別処理に全面転換
岐阜県谷汲村●8番目集排・徳積長瀬 17年度採択要望へ
愛知県西尾市●福地東部地区集排 処理施設に今年度着工
鳥取県青谷町●3ヵ年で58基、町主体で浄化槽整備を推進
山口県橘町●町2番目集排・秋地区の17年度着手へ調査
長崎県鷹島町●漁業集落排水3地区 今年度新規で同時採択
SHORT NEWS FILE
北海道豊浦町/栃木県栗山村/新潟県中条町
岡山県備前市/山口県長門市/大分県弥生町
【最新プロジェクト紹介】
茨城県美和村●美和中部地区(一般:15年度採択)
鳥取県赤碕町●以西地区〈以西処理区〉(一般:16年度採択)
鳥取県赤碕町●以西地区〈山川木地処理区〉(一般:16年度採択)
【資料/統計】
農業集落排水事業の経営指標の概要〈総務省まとめ〉
第5回:鳥取県〜高知県の全251事業 14年度現在
【データ・ファイル】
全国市町村の合併浄化槽整備人口・整備率
第6回(最終回):九州・沖縄ブロックの569市町村【平成14年度末現在】
前号に引き続き、全国市町村の合併処理浄化槽による整備人口とその事業別内訳(公共設置型事業、個人設置型事業など)、行政人口から割り出した整備率を紹介する。連載6回目(最終回)の今回は、九州・沖縄ブロックの8県、計569市町村の浄化槽整備状況について掲載。