No.602(04.06.08)

【巻頭企画】特別インタビュー

日本農業集落排水協会 元杉昭男 専務理事

「地域資源循環技術センター」として新たなスタートを

20年で築き上げた技術的財産を守りつつ、さらなる飛躍へ

昨年に創立20周年を迎えた日本農業集落排水協会だが、今年はさらなる飛躍に向けた特別な年となる。先月27日の通常総会において、団体名変更と目的の追加を内容とした定款改正を決議。7月ごろをメドに「社団法人地域資源循環技術センター」として新たな一歩を踏み出すのだ。「資源循環型社会の形成に進み始めている現在、団体の役割をより明確に社会に示し、さらなる貢献を果たしていく必要がある」と、その趣旨を語る元杉昭男専務理事。就任から1年を迎えた氏に、機構改正の背景、就任当初に掲げた課題への取り組みの進捗状況、協会が果たすべき今後の役割などを訊いた。

◎参考◎
日本農業集落排水協会 平成15年度事業報告・16年度事業計画

【中央省庁/関連団体】

集排協●新技術情報整備事業 民間企業の技術を募集
7月30日まで 新たに処理施設分野も対象に

【列島トピックス】

栃木県上三川町●農業集落排水計画は全4地区 うち未着手1
千葉県東金市●松之郷地区集排が供用、27日に通水式挙行
新潟県上越市●16年度予定工事 集排3地区で合計35件
岐阜県上石津町●時山地区集排 調査設計実施に向け準備中
広島県●農業・漁業集落排水で県人口の4.6%整備
県構想改訂 25年度、普及率9割を目標
SHORT NEWS FILE
北海道礼文町/福島県須賀川市/群馬県/岐阜県土岐市/熊本県鹿本町

【データ・ファイル】

全国市町村の合併浄化槽整備人口・整備率

第1回:北海道・東北ブロックの611市町村【平成14年度末現在】

本誌ではこのほど、全国市町村の合併処理浄化槽による汚水整備人口(普及人口)に関する最新データを入手するとともに、行政人口に基づく浄化槽整備率を算出した。全国市町村ごとの浄化槽整備人口・整備率を、今号より数回に分けて紹介する。第1回目の今回は、都道府県別の整備概況をまとめるとともに、まず、北海道・東北ブロック611市町村の整備状況を紹介する。

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