No.595(04.04.13)

【巻頭企画】Close Up

16年度新規採択集排 事業効果の事前評価結果一覧

費用便益比は2.11 付帯施設整備計画も21地区で明らかに

全国150地区の農業集落排水事業の平成16年度新規採択箇所がこれまでに明らかになっているが、本誌ではこのほど、これら150地区の採択決定の前提となる事業効果の事前評価結果を入手し、簡単な分析を試みた。それによると、機能強化を除く94地区の「費用便益比」の平均値は2.11と、前年度に比べやや低下。また、78地区で処理水再利用、92地区で汚泥の農地還元などの有効利用が具体的に計画されていることが明らかになった。

【中央省庁/関連団体】

環境省●浄化槽関係2事業 16年度新規箇所明らかに
設置整備 16道県の29市町村で助成開始へ
市町村整備 29都道府県59市町村が事業化
環境省●全国のし尿処理状況 平成13年度実績の概要
水洗化1億0763万人、うち浄化槽3359万人
総務省●14年度市町村決算 下水道会計繰出は1兆7999億円
総務省●平成14年度汚水衛生処理率 全国計69.2%
2.2ポイント増 農排処理人口は221万人

【列島トピックス】

青森県板柳町●板柳中央地区集排 16年度に調査設計へ
宮城県豊里町●2番目集排・上谷地地区 17年度着手目標
福島県いわき市●渡辺地区集排 処理施設建設に16年度から
新潟県広神村●小平尾地区集排 機能強化で処理施設新設へ
京都府美山町●集排2地区 処理施設の建築工事など発注へ
兵庫県西淡町●3番目漁排・丸山漁港地区が今年度新規採択
福岡市●農排6・漁排5、計11地区の施設整備完了
SHORT NEWS FILE
北海道留寿都村/群馬県嬬恋村/群馬県吾妻町/岐阜県郡上市/香川県飯山町

【データ・ファイル】

全国市町村の農業集落排水整備人口・整備率【平成14年度末現在】

第7回(最終回):九州・沖縄ブロックの全569市町村

前号に引き続き、全国市町村の農業集落排水による整備人口、整備率を紹介する。7回にわたる連載の最終回として、今号では九州・沖縄ブロック8県の569市町村の整備状況について掲載する。

【参考】都道府県別 農業集落排水整備人口・整備率ランキングと地域別分布
市町村別 農業集落排水整備人口・整備率ランキング(上位100団体)

 

 

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