No.584(04.01.27)
【巻頭企画】特集
汚泥量調整技術 集排協・民間の共同開発
6方式の概要と進捗状況 先行技術は実用化目前
ミル破砕方式/高温微生物方式/超音波方式
電解方式/酸化剤方式/高圧噴流方式
農業集落排水施設で発生する汚泥は、資源循環の観点から農地還元を推進することが基本とされているが、地域の状況や季節的な需要変動などがあり、発生汚泥量の調整(減量)を要する場合がある。このニーズに対応するため、集排協は現在、協会型施設の汚水処理工程の一部に組み込むことにより汚泥量を減容化できる「汚泥量調整技術」について、民間企業との共同開発を実施している。現時点での開発対象技術は6方式。この中でも先行して開発に取りかかった技術については、16年度からいよいよ実施設への適用が開始される見通しとなっている。
【中央省庁/関連団体】
農水省●1月13日 農村整備課長に河野俊正氏が就任
総務省●平成14年度の地方公営企業決算状況を発表
【列島トピックス】
岩手県花巻市●6番目集排・西南地区 16年度採択を要望
岐阜県美濃市●乙狩地区集排 来年度採択に向け調査設計中
愛知県美浜町●小野浦地区集排 機能強化の来年度採択要望
兵庫県八千代町●天船地区集排 機能強化対策に来年度実施へ
島根県海士町●漁排2地区の汚泥 下水道と共同処理を計画
岡山県●全県域構想を改訂 集落排水は53市町村で
SHORT NEWS FILE
宮城県大和町/新潟県三条市/富山県大山町/佐賀県七山村
【最新プロジェクト紹介】
富山県氷見市●余川地区(一般:15年度採択)
兵庫県加西市●富田南地区(一般:15年度採択)
香川県三木町●三木東地区(一般:15年度採択)
【データ・ファイル】
総量規制対象地域内の農業集落排水処理施設一覧【本誌調べ】
第2回:伊勢湾 東海3県の全405施設
前号に引き続き、3大閉鎖性水域で実施されている水質総量規制の対象地域における農業集落排水処理施設の立地状況を紹介する。今回は伊勢湾の総量規制に関わる東海3県(岐阜・愛知・三重)の集排施設を掲載。関係3県の総量規制対象地域で集排整備に取り組んでいる自治体は合計118市町村。また、対象地域内に立地する処理施設は、未着工箇所も含め405施設。