No.583(04.01.20)
【巻頭企画】Close Up
民間6社 真空式下水道システム委員会を発足【産機工】
風水力機械部会内に設置 情報収集、技術開発など推進
真空式下水道システムを取り扱う民間企業6社は、同システムに関する情報の収集・交換、研究開発の推進、技術の向上を通じて普及・発展を図るため、日本産業機械工業会風水力機械部会の下部組織として「真空式下水道システム委員会」をこのほど発足した。汚水整備の中心が今後、中小市町村に移行していくことに加え、コスト縮減が強く求められている状況を見据え、委員会では、システムの普及を通じてこれらのニーズに応えていくとともに、新技術の開発導入・標準化などを進めていく。
【中央省庁/関連団体】
農水省●集排調査設計費の助成対象 16年度に拡大へ
連携整備やコスト縮減に取り組む地区なども
集排協●新技術情報整備事業 現地調査などを実施
環境省●水環境の健全性 適正な評価の指標づくりへ
【列島トピックス】
岩手県石鳥谷町●町主体の浄化槽設置 集排整備と連携し着手
山形県平田町●郡鏡地区集排 機能強化の来年度着手を計画
茨城県水戸市●下大野上大野地区集排 16年度採択を要望
愛知県平和町●集落排水2地区 処理施設の防食工事実施へ
熊本県大津町●2番目集排・錦野地区 16年度採択めざす
沖縄県宜野座村●新規集排・城原地区 処理施設計画を再検討
SHORT NEWS FILE
福島県鹿島町/栃木県宇都宮市/埼玉県菖蒲町
埼玉県荒川村/兵庫県香寺町
【最新プロジェクト紹介】
秋田県大館市●十二所北地区(一般:15年度採択)
愛知県立田村●立田地区(一般:15年度採択)
三重県亀山市●南部地区(一般:15年度採択)
【資料/統計】
特許出願公開・公告案件〈日本特許情報機構〉
【データ・ファイル】
水質総量規制対象地域内の農業集落排水処理施設一覧【本誌調べ】
第1回:東京湾 埼玉・千葉両県の全90施設
「水質総量規制」の対象地域において稼動中あるいは建設中、計画中の農業集落排水処理施設の立地状況を取りまとめた。連載第1回目の今回は、東京湾に係る総量規制対象地域を取り上げる。関係4都県の集排事業着手済み市町村のうち、総量規制対象地域を有するのは埼玉県内の27市町と千葉県内の4市のみで、対象地域内に立地する集排処理施設数は合計90施設。