No.559(03.07.22)

【巻頭企画】Close Up

資源循環施設整備 今年度採択8地区の概要

集約型汚泥堆肥化施設 前橋市など3市町で新設計画

平成14年度、農業集落排水資源循環統合補助事業の1区分として新たに設けられた「資源循環事業」。管路・処理施設の整備を伴う一般的な集排事業とは異なり、農業集落排水施設で発生する汚泥などを資源化して循環利用を図る「資源循環施設」を単体で整備できるようにした事業項目である。初年度の採択箇所は1地区のみにとどまったが、今年度は秋田県西仙北町など8地区が新たに事業化されており、今後も事業理念の浸透とともに増加傾向を辿ることが予想される。今号では今年度新規採択8地区の事業計画概要を一括して紹介する。

【中央省庁/関連団体】

環境省●浄化槽推進室室長補佐に名倉良雄氏が就任
国交省●一級河川の水質現況 85%が環境基準満たす

【列島トピックス】

岩手県久慈市●6番目漁排・桑畑漁港地区が今年度新規採択
宮城県田尻町●4集落・1520人規模 21年度供用目標
秋田県大森町●川西・大森本郷の集排汚泥 乾燥し緑地還元
秋田県上小阿仁村●全5処理区が全面供用、村の汚水整備概成
山梨県豊富村●浅利地区集排 処理施設増設、2ヵ年で実施
新潟県柏崎市●下田尻地区集排 機能強化で大幅な規模拡大
島根県三刀屋町●井萱地区集排 来年度採択めざし調査に着手
広島県豊町●2番目集排・久比地区は16年度事業化目標
SHORT NEWS FILE
岩手県北上市/宮城県米山町/秋田県山本町/長野県中野市/岐阜県瑞浪市

【最新プロジェクト紹介】

秋田県十文字町●植田地区(一般:14年度採択)
新潟県新発田市●上中山地区(一般:15年度採択)
新潟県新発田市●三光地区(一般:15年度採択)

【データ・ファイル】

全国市町村の汚水処理施設整備事業実施状況

第3回:関東ブロック(茨城〜埼玉)の全291市町村

関東ブロック10都県のうち、北関東4県(茨城〜埼玉)の計291市町村を対象に、市町村別の各種汚水処理施設整備事業(公共下水道、特定環境保全公共下水道、農業集落排水、漁業集落排水、コミュニティ・プラント、合併処理浄化槽)の実施状況を一覧で紹介する。

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