No.544(03.04.01)

【巻頭企画】視察レポート

集排汚泥のコンポスト化施設が順調に稼動中

3週間で完熟堆肥 村農業の活性化にも一役

茨城県桜川村堆肥センター「元気館さくらがわ」

霞ヶ浦の南岸に面する茨城県桜川村で昨年春、県内初となる農業集落排水汚泥の堆肥センターが完成し、順調に運転が行われている。「元気館さくらがわ」と名づけられた同センターでは、農業廃棄物を副資材とする完熟堆肥を3週間という短期間で製造できる最新設備を導入。また、管理・運営は村農業公社が行い、公社が実施する遊休農地などの地力増進事業においてコンポスト製品を積極的に活用することで、安定的な需要を確保すると同時に、村農業の活性化・持続的発展のための取り組みに密接にリンクさせている点も、先駆的な手法として注目を集めている。

【中央省庁/関連団体】

水産庁●防災漁村課の黒澤補佐をインドネシアに派遣
総務省●市町村決算 下水道会計繰出は1兆7619億円

【列島トピックス】

福島県喜多方市●14〜15年度で集排整備計画の見直し実施
群馬県利根村●汚水整備構想見直し 未着手集排は1地区に
千葉県大網白里町●未着手集排14地区、下水道での整備に変更
長野県大桑村●村最後の集排・殿地区は18年度着手が目標
京都府瑞穂町●未着手集排2地区 浄化槽整備に計画変更
島根県美都町●3番目集排は都茂地区 着手は19年度以降
岡山県加茂町●未着手集排2地区の事業着手めざし検討中
熊本県倉岳町●2番目集排・新町地区 今年度に調査設計へ
SHORT NEWS FILE
茨城県那珂町/石川県能都町/三重県安濃町
滋賀県高島町/鳥取県国府町/宮崎県田野町

【最新プロジェクト紹介】

秋田県神岡町●神岡西部地区(一般:14年度採択)
茨城県玉造町●玉造北部地区(一般:14年度採択)
山口県福栄村●福川地区(一般:14年度採択)

【データ・ファイル】

農業集落排水事業平成14年度末整備進捗状況 本誌調べ

第2回:北陸・東海ブロック 【平成15年3月現在】

平成14年度までに事業採択された全国の農業集落排水整備実施地区のうち、14年度時点で事業実施中と見込まれる地区の今年3月末現在の整備進捗状況と今後のスケジュールを、本誌独自調査に基づいて一覧で紹介する。連載第2回目の今号は北陸および東海ブロックの7県が対象。

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