No.610(04.08.03)

【巻頭企画】集落排水分野の注目技術

回転板接触法を改良、小規模向け新システム開発

前処理でBOD低減 大臣認定取得し普及に弾み【清本鐵工】

九州地区を拠点とするプラントメーカー、清本鐵工梶i本社:宮崎県延岡市)が長年にわたり開発・普及に努めてきた小規模向け汚水処理システム「エコノミ・ディスク・システム」。従来の「回転板接触法」に独自改良を加えた省エネルギー・省スペース型技術で、前処理装置として特殊な固液分離槽を設けることなどにより、処理の安定化や設備の小型化を実現した。すでに集落排水や下水道でも地道に採用実績を積み重ねてきたが、国土交通大臣の認定取得を契機に、普及拡大に向けた営業展開に弾みをつけたい考えだ。

【中央省庁/関連団体】

林野庁●林業集落排水事業 16年度新規着手は1地区
 今年度予算 継続箇所含め国費5170万円
資源循環センター●集落排水資源循環技術研修会の参加者を募集
資源循環センター●JARUS膜分離 膜ユニット製作に2社が参入
日本有機資源協会●7月22日 第10回バイオマスサロンを開催

【列島トピックス】

北海道乙部町●町初の漁排・豊浜漁港地区が今年度新規採択
秋田県本荘市●小友第三地区集排 17年度新規着手へ準備
福島県天栄村●未着手2地区の集排計画 個別処理に変更
愛知県渥美町●集排施設整備は全11地区で うち未着手4
三重県鈴鹿市●集排2地区 処理施設実施設計に今年度着手
和歌山県金屋町●浄化槽市町村整備に着手、当面は60基設置
SHORT NEWS FILE
山形県尾花沢市/福島県天栄村/群馬県嬬恋村
愛知県渥美町/高知県中土佐町

【データ・ファイル】

農業集落排水事業平成15年度末整備進捗状況

第2回:関東・北陸ブロック【平成16年3月現在・本誌調べ】

平成15年度までに事業採択された全国の農業集落排水整備実施地区のうち、15年度時点で事業実施中と見込まれる地区の今年3月末現在の整備進捗状況と今後のスケジュールを、本誌独自調査に基づいて一覧で紹介する。連載第2回目の今号は関東および北陸ブロック13都県の309地区が対象。

【Pick-Up TALK】

地域資源循環技術センター・元杉昭男専務理事

8月10日発行号は休刊とさせていただきます。
次号(第611号)の発行日は 8月17日 付けとなります。ご了承ください。

 

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